早産児ママと話していると、自分を責めているママが多いと感じます。
かくいう私もそのひとり。
でも、いろんな心配や不安を乗り越えて娘も3歳になりました。
まだ小さい赤ちゃんがいる早産ママと話をしているとよく聞かれます。
「どうしてそんなに前向きにとらえられるんですか?いつから前向きになれるんですか?」
いつから前向きになるって明確な日はないけど、私はこうして乗り切ってきました。自分を責めてしまう早産ママの参考になればいいな~と思って、この記事を書きます。
早産になったのはわたしのせい?自分を責めてカウンセリングに
突然の早産になって、戸惑いの中で自分を責めてしまいますよね。
どうしてこんなことに?
どうして私の赤ちゃんはあんな目にあうの?
私のせい?何か悪いことした?
赤ちゃんには障害が残るの?リスクは?予後は?
早産になってしまったことに対する後悔やこれから起こるリスクなど、
頭の中はネガティブモード一色。
私、胎盤剥離であと30分遅かったら助からなかっただろうって言われたんですよ。
助かったんだから良かった、だけでは済まされない複雑な心境でして…
そんな中、入院していた病院では、産後うつ対策のためのアンケート?みたいなものがありました。
・誕生を喜べましたか?
・わけもなく涙がでてくることがありますか?
みたいな項目がずらっと並んでいたのは覚えています。
産声も聞けなかったのに、喜べるわけないじゃん!
管やチューブがついた手のひらサイズの我が子を見て、涙が出ないわけないじゃん!
そのアンケートには怒りすら覚えて放置してたんですけど、催促されて…仕方なく書くことに。
結果、状況が状況なだけに、心理カウンセリングを勧められ、予約を取ってから退院しました。
まだ産後の体がボロボロの中病院に行ったら、カウンセリングルームは精神科の中。
「あ~、やっぱ産後うつって扱いなんだなー」
ってズッシリ重みを感じました。
いや、きっとそういうわけじゃないけど、今まで精神科にはお世話になったことなかったから、その扉を重く感じてしまったんですね。
臨床心理士の人といろいろな話をしたとは思いますが、特に気持ちの変化はありませんでした。
まだ赤ちゃんの状態も安定してない時期だったので、今は思い出したくないことまで蒸し返したような感じで…スッキリすることもなく。
たとえ臨床心理士の人が介入しても、早産になって赤ちゃんがNICUにいることに変わりはなく、この場では自分の気持ちの整理はつかないな~と感じてしまって…それ以降カウンセリングを受けることはありませんでした。
心理学的な専門家的なアプローチ?からいくと何か気持ちに変化があるのかな?って期待が大きかったのですが…
結局は自分で気持ちを消化するしかないんですよね。
ただ、カウンセリングを否定しているわけじゃないです。そのときの私には心を軽くする効果を感じられなかったってこと。
人によっては重要な時間になることもあるので、機会があればカウンセリング受けてみればいいと思います。
私はカウンセリングの時間があったから、自分の気持ちの持ちよう次第だ、って心構えができたのかもしれません。
早産ママの交流会が癒しに!前向きになれたきっかけ
赤ちゃんは100日の入院を経て、無事退院しました。
退院後は新生児と同じように育てていいとは言われましたが、薬を飲ませたり外出できなかったり。
早産ママならではの悩みは常に生まれ、時と共に変化していきます。
貧血の薬がある分、便秘になりやすくて日々浣腸するとか、外出したら「何ヶ月?」って聞かれて何て答えるか戸惑うとか、母子手帳に書けないとか…
些細なことでも心に引っかかるんですよね。
小さく早く産んでしまったからなんだーって。
そんなときに早産ママの交流会があったので参加しました。
その中にはまだ赤ちゃん入院中の方もいらっしゃいましたが、子連れではウチの子が一番小さかったです。
色々な話を聞く中で、子どもは大きくなっていても、出産話や入院中の話になると涙が止まらなくなるママもたくさんいて…
先輩ママも同じような道を通ったんだなー、自分だけが特別な道を通ってるんじゃないな、って思えました。
「そうそう、そうなんよ~。そこが辛いんよ~。よく頑張ったよね!」
って言いあえるだけでも癒しでした。
世の中には人知れず、早産の悩みを抱えている人もたくさんいる。
早産特有の悩みはあるけど、前向きに日々頑張っている、そんな先輩ママの言葉は説得力が違う!
「大丈夫よ〜」って言葉も、病院関係の人に言われると本当かな?って思ってしまうんですが、早産ママが言うとそうだよね!って思えます。
同じような道を通ったママだからこそ分かり合える部分は大きくて、言葉がすっと入ってくるんです。
私は早産ママとの交流を機に、早産を前向きに捉えられるようになったと思います。
今では娘も3歳になり、早産ママ交流会の中では大きな子になりました。
まだ発育曲線にも入らない小さな子ですが^_^
小さいのは気にはなるけど、
「軽くて抱っこ疲れしないからいいわ〜。普通3歳の子は重たくてこんなに抱っこできないからある意味親孝行よね!」
その話をすると、どうしてそんなに前向きになれるんですか?って必ず聞かれます(^◇^;)
周りと比べて悩んでも、わが子は喜ばないと思うんです。
大きくなったときにその頃の記憶ってないと思うし、成長したらこんなことがあったよって伝えてあげたいし。
でも、ママが落ち込んでたら赤ちゃんも感じ取りますよね。
できないことばかりに注目していると、こうだったよって伝えてあげられる事も減っちゃいます。
できない、大きくなってない、追いついてないってことより、目の前の赤ちゃんの小さな成長に目を向けるべきだった…
例え1グラムでも増えた体重を素直に喜べば良かった…
って、ちょっと後悔しているんです。
成長とともに解消されていく問題もあります。
早産のトラウマも少しずつ消化されていくでしょう。
とはいえ、早産になった事実は変えられません。
健診や予防接種、入園入学など、出産時の異常はずっとつきまといます。
その度に落ち込むママを子どもは見たいかな?
泣いてもいい、落ち込んでもいい。
でも、ママの笑顔ひとつで子どもって安心して嬉しそうな顔をしますよね。
私はそんな気づきを先輩ママからもらって、前向きになることができました!
とはいえ、近くにそういうサークルや交流がないって人も多いと思います。
私でよければいつでもお問い合わせから話してみてください。
お金を取ったり何か勧誘したりはしないので。うんうんって聞くだけなので安心してくださいね~。
自分を責めても子どもは喜ばない!未来を想像しよう
自分の経験が誰かの役に立つかもしれない
このブログを立ち上げたのも、先輩ママの言葉に癒されてきたから、今度は自分ができることをしてみよう!そう思ったのがきっかけです。
早産後はいっぱい検索もして、自ら不安になってました。
だけど、どんなに自分を責めても早産の事実は変わらないし、子どもは喜んでくれません。
大切なのは未来の自分と早産児ちゃんが、今のママにどうあってほしいかって考えることじゃないでしょうか?
泣いても笑っても同じ時間
だったら笑って過ごした方がいい!
時間が解消してくれることもたくさんあります。
どうかこのページにたどり着いた早産ママが、前向きな気持ちで楽しく子育てできますように。
早産ママにおすすめ!母子手帳のサブブックリトルベビーハンドブックに先輩ママの暖かい言葉が掲載されていますよ~↓
コメント