もしあなたの周りの友人が早産になったと聞いたとき、なんて言葉をかけたらいいのだろう?と迷いませんか?私も自分自身が早産する前に早産になった友人がいましたが、当時はどんな言葉かけがいいのか分かりませんでした。
言葉の受け取り方は人によって様々ですし、赤ちゃんの状況によっても異なってくるし、声をかける人との関係によっても違う…これが正解!というのはないと思っています。
だけど早産をした経験から、早産になった友人がいた場合にこれは言わないでほしいな~この言葉は避けたほうが無難かな~と思うものはあるので、ご紹介します。これを言えば傷つけることはない、という保証はないので、慎重に言葉を選んで早産ママに心を寄せてもらえると嬉しいです♪
早産になった友人へ言わない方がいい言葉5つ
早産後のママの混乱や複雑な気持ちは、なかなか言葉に言い表せるものではありません。ママの友達なら、「傷つけない言葉を選んで声掛けしたいけど、何て言ったらいいのかな?」と思われているのではないでしょうか。
私自身早産を経験して、いろんな言葉に傷ついたり励まされたりしました。その中で、できれば言われたくないと思った言葉がいくつか…。悪意はなくても、その時の言葉で心に溝ができてしまう場合もあるので、以下の言葉かけは避けてもらえると無難かな…と思います。
・早いけど他にも同じような子知っているから大丈夫よ~
早く生まれたのは事実です。それは早産になったママが一番分かっていること。大丈夫かどうかは誰にも分からないことです。他の子と同じように元気に退院できる保証はありません。出生体重や週数だけで、大丈夫と判断できる問題ではないんですよね。大きくなってから分かる問題もありますし…
早産になったママ本人が、早産で未熟児で生まれた子を知っている場合は安心材料になるかもしれませんが、知らない場合は不安しかないです。むやみな大丈夫!は、疑心暗鬼になるし傷つける可能性があります。
・ママに早く会いたかったんだよ~
これは人によって受け取り方が分かれる言葉だな~と感じています。看護師さんから、ママが自分を責めないようにと、こう声をかけられることもあるようなんですが…
ママを守るために出産になった赤ちゃんもたくさんいるんですよね。赤ちゃんが会いに来たというより、何らかの事情で早く外に出された、私のせいだ、と思っている人にとっては、意外と辛い言葉なんです。
同じ経験をした人が言うなら、「そっか~そういう捉え方もあるのか!」と思えることもあるのですが…また、赤ちゃんが無事に退院して順調に元気に大きくなっていたら、そう思うこともあるかもしれないのですが…何も知らない人からはあまり言われたくない言葉です。絶対「せっかち・あわてんぼう・おっちょこちょい」なんて言葉は付け加えないでくださいね!
・小さく産んで大きく育てるって言うでしょ!
一般的にはよく「小さく産んで大きく育てる」と言われているのですが、早産の場合は小さく産みたかったわけじゃないんです。。。どちらかというと、小さく産んでしまった…と思っています。
一般的な「小さく産む」って、2,500g前後を意味しています。1,000gない超低出生体重児ちゃんや1,000g台の極低出生体重児ちゃんにとっては、2,500gって大きいんですよ!普通の3,000gくらいある新生児ちゃんがビックベビーに思えるほど…
大きく育ったあとや、同じような経験をした人からなら受け入れられるかもしれないけど、早産直後には言われたくない言葉でした。
・心配だね、大変だね、心配した
周りのひとが気遣って思わず口にしてしまうかもしれませんが、「心配だね」とか「大変だね」だけを言われると、やっぱり早産って私はとんでもないことをしてしまったんだ…と思うママもいます。たとえ早産が過去のことで「当時はとっても心配したんだ」もそう。心配をかけてしまった、私のせいなんだ、と思い返すママもいます。
心配だし大変なのも事実で、身内で話すくらいならいいのですが、あえて周囲の人が口にしなくてもいい言葉ではないでしょうか。せめて「お母さんも赤ちゃんもよく頑張ったね~すごいね!」と認めて褒める言葉もセットにしてほしいです。
・まだ〇〇できないの~?そのうちできるよ…
早産や低出生体重児で生まれた赤ちゃんは、発達がゆっくりな場合があります。しばらくは修正月齢で、発達や発育を見守っていくのですが、修正月齢って早産の経験がない人には分かりにくいですよね。。。例えば、一般的に4カ月で首が座るとされていますが、早産児ちゃんの場合はまだまだ新生児より小さかったり、修正月齢でみてもちょっと遅れていたりします。
できるようになったかどうか?って早産ママが一番気にかけています。口にしなくても、いつになったらできるかな~正期産の子に追い付くかな~って、心の中でずっと引っかかっているんです。「できる・できない」や「まだ・そのうち・きっと」というニュアンスの文章も、早産ママがモヤモヤする可能性があります。できないことに目を向けるのではなく、できるようになった小さな成長を褒めてもらえると嬉しいです!
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早産になった友人への言葉かけで言われて嬉しいもの
早産になった友人への言葉かけって難しいな~と思われたかもしれませんが、シンプルに「おめでとう!お疲れ様!よく頑張っているね」でいいと私は思っています。ママや赤ちゃんの状況によっては、それすら受け入れられない場合もあると思ったうえで、ママと赤ちゃんに祝福を送ってもらいたいです。
また、早産児ちゃんの発達や発育に関する内容の時は、「ゆっくりでいいんよ~かわいいね♡」って言葉だけでいいと思います。もし相談されることがあったとしたら、誰かと比較したり「きっといつかは…」と言うのではなく、「こんなことができるようになってる」とか「すごいよ!」と小さな成長を見つけて一緒に喜んでください。
また、「私じゃ役に立たないかもしれないけど、いつでも話を聞くよ~」と言ってもらえると少し気楽に話せる気がします。役に立つ・立たないではなく、ただ話を聞いてもらいたい時って子育て中にありがち。早産の経験に関係なく、友達がそういうスタンスでいてくれると私は嬉しいです。
早産ママも未熟児ちゃんも周囲の人も、一緒に成長する喜びをシェアできるといいですよね♪
早産になった友人への言葉かけ まとめ
早産後のママの気持ちは複雑で計り知れませんが、友人として耳を傾けてほしいです。親切心や興味本位でとやかく言うのではなく、ただ共感して話を聞いてほしい。喜べることがあったら、一緒にいっぱい喜んでほしい。一緒に泣いたり笑ったりできるのは友達だからこそ。
早産した友達へこれが正解!という声かけはないと思いますが、上記の言葉は避けつつ、気持ちを込めてシンプルにママと赤ちゃんに祝福を送ってあげてくださいね!
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