超未熟児を保育園に預けて感じた世間とのギャップ。
リトベビ❤ちゃんは、修正1歳ごろから1年9ヶ月間ほど保育園に預けました。
2歳児まではクラスの年齢を4~9月の前半組と10月~3月の後半組に分ける特徴のある園。
こういう環境なら早産早生まれの娘でも大丈夫かもしれないと思いましたが、世間とのギャップを感じることも多々ありました。
超低出生体重児ちゃんが保育園でどのように成長していったのか振り返ります。
超未熟児を保育園に入れる。きっかけは食べないこと
リトベビ❤ちゃんを保育園に入れようと思ったきっかけは、
どうにもこうにも食べなかったこと!
離乳食を始めてから約半年たっても、一向に食べようとしませんでした。
同じくらいの子どもがご飯をおいしそうに食べていたら気が変わらないかな~
いい刺激になって食べるようにならないかな~
と思ったことがきっかけです。
何かいい刺激になる場所はないかと思い、育児サークルも検討しましたが、
発育の遅れが気になる事、冬場の病気感染が気になる事もあり気が乗りません。
保育園なら栄養バランスも考えられた食事ができるようになるかも。。。
と思いましたが、居住地は保育園激戦区。
当時仕事もしてない状態で、求職中で入れる園なんぞありません。
上の子2人は保育園に行っていましたが、フルタイムの育休復帰ですら大変でした。
そんな時、企業所内託児所付きの仕事場ができるとの求人を見つけ、ダメ元で応募!
託児所付きなので、面接の際にも早産で発育が遅れていることは伝えました。
早産だからと特別扱いされることもなく、他の子と同じように扱ってくれて嬉しかったです。
無事に合格して、仕事を始めると同時に保育園に入ることになりました。
超未熟児の保育園。最初の壁は牛乳だった!
仕事場も保育園も同時オープンなので先に説明会があり、色々な手続きを行い、保育園長と面談をしました。
保育園がスタートする時、リトベビ❤ちゃんは1歳2ヶ月、修正で11ヶ月でしたがあと数日で修正1歳という頃。
4月の時点で1歳を過ぎているので、1歳児後半のクラスに入ることになりました。
園長先生との面談で「牛乳は飲めますか?アレルギーはありませんか?」と聞かれ、
「早産だったので、まだ初めてないんです。」
と答えました。すると、えっ!と明らかに驚いた顔。
「何週のときですか?何グラム?病院は?予定日は?」
など聞かれ、メモを取っていました。
あぁ、やっぱりね。。。そりゃ、子どもの命を預かる立場なので気になって当然。
でも、家に引きこもっている間には感じなかった世間とのギャップを実感しました。
「保育園では1歳を過ぎると、おやつの時間に牛乳をコップで飲ませます。家でも練習しておいてくださいね。」
と言われました。
まだ牛乳を飲ませる必要もないかと思っていたので、急に焦ります。
保育園の最初の壁は牛乳でした。
早産児の場合、牛乳にしても離乳食にしても、修正で考えるのか実年齢や発達具合で考えるのか悩ましいですよね。
とはいえ集団生活をさせる以上、アレルギーでもないのにいつまでも特別扱いはしてもらえません。
修正で考えてもほぼ1歳なので、保育園が始まる直前から少しずつ始めることに。
牛乳は嫌ではないようで割とスムーズに飲んでくれたので安心しました。
だけど、初日に連れて行ったら正期産の子でも牛乳始めてない子がちらほら。
なんだ、慌てなくても良かったのかな?と思いましたが、牛乳にアレルギーはないことが分かって良かったと思っています。
修正月齢でどこまで対応してもらえるか、子ども発達ペースにあわせてくれるか、
保育園によって対応は異なりますよね。
わが家の場合、年の後半に産まれた子ばかりだったので、柔軟に対応してもらえましたが、
早産児や低出生体重児の場合、事前によく確認しておくことが重要だと思います。
超未熟児の保育園。次の壁は飲食拒否だった!
保育園と仕事場が一体の場所で、最初は慣らし保育のため2時間で終了。
母も研修が始まり、終わるとそのまま迎えに行っていました。
徐々に時間を伸ばしていって、お昼ご飯を食べてから帰るように。
が。。。リトベビ❤ちゃん、飲食を一切拒否。
午前おやつの牛乳も飲まず、お茶も飲まず、給食にも手をつけず。
保育園からいつも一番にお迎えコールがかかってきました。
同じクラスの子ども達は、ご飯を食べて眠くなり、そのままお昼寝まで突入していましたが、
どうにも手懐けないわが娘は保育士さんもお手上げ~。
夏場なので、飲まず食わずでは預かれないと言われました。ですよね。。。
2週間の慣らし保育の間、ずっとそんな感じで一人早退していました。
帰りの車では、やっぱりこの子に保育園は無理だったのだろうか。早すぎたのかな?など考えてしまって。。。
泣きながら運転して帰っていましたー!
慣らし保育の終わりごろ、風邪をひいて数日休みました。
再び元気になって登園した日、お昼になってもお迎えコールがなりません。
職場の人とも「今日は食べたんかね?」と言いながら過ごし、夕方迎えに行きました。
保育士さんいわく、「ちょっとですけど頑張って食べました。お薬も飲めましたよ~。」
ちょっと放置してそっとしておいたら、自ら手を伸ばして食べ始めたそうです。
急に飲食拒否も慣らし保育も終了~。
何が功を奏するのか分からないものです(笑)
それからは飲食拒否でお迎えコールが鳴ることはなく、夕方まで元気に過ごしていました。
超未熟児ちゃんを保育園に入れて良かったこと!
超未熟児だった娘を保育園に入れていいものか、病気や感染症は大丈夫かなど悩みはありました。
最初は病気のオンパレードでしたし、冬場はRSの恐怖に怯えていました。
実際、RSではなかったけど肺炎になって入院したこともあります。
でも、保育園に入れて良かったと思っています。
やはり、家庭保育ではできないことを集団保育の中で学んできます。
ホールで体育遊びをしたり、リトミックをしたり、公園へお散歩にでかけたり、
私と遊ぶより楽しいんじゃないかな~、と思うこともしばしば。
発達面でいい刺激になったと思います。
ただ、企業所内託児所なので園庭はありません。
運動会や発表会もありましたが、簡易的なものでした。
就学前まで預けられる園でしたが、年少くらいからは物足りないかな~と思い、
2歳児クラスの秋には幼稚園をどうするかでまた悩みました。
結果、幼稚園に入園した話⇒コチラ
保育園にいる間に発育は追いつかなかったけど、お友だちと同じことはこなしていました。
3月産まれなうえに体が小さいことから、先生も気にかけてくれていたような気がします。
そうやっていろんな経験をしながら子どもは成長していくんですよね。
未熟児ちゃんの保育園。修正月齢で見守ってほしい
小さいうちは病気がちになりやすいとされる未熟児ちゃん。
でも、娘は保育園にいるうちに病気をたくさんしたから、幼稚園では風邪もひかずに皆勤賞。
少しずつ成長しながら体もたくましくなっているようです。
早産の超低出生体重児は発育や発達も遅れがちなので、修正月齢で見守っていけるといいですよね。
保育園に入れるのも家庭で過ごすのも、どちらが良いというものでもありません。
小さく早く産まれて気になる事はたくさんあるけれど、子どもなりの世界で大きく成長するもの。
その子にとって良いとママが判断したなら、それがベストな選択だと思います。
焦らず、周りと比べず、優しく見守ってあげてくださいね。
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