小学2年生の生活科でする自分の成長を知る「生い立ちの授業」。早産児の母にとってはちょっと辛い内容でした。
産まれた時の身長や体重、様子など、子どもが親にインタビューしてメモに書くのが宿題。それをもとに自分の成長を振り返り、周りに支えられて生きていることを知るのが趣旨のようです。
ただ、早産児とその母は困りました。。。
小学2年生 生活科で自分の成長を知る授業がある
小学2年生の生活科でする生い立ちの授業は、生活科という教科の勉強の中にあるもので、学習指導要領でも定められています。(初めて知ったけど!)つまり、何かしら絶対するものなんですが、やり方は学校や先生の考えによって異なるようです。
自分自身の生活や成長を振り返る活動を通して、自分のことや支えてくれた人々について考えることができ、自分が大きくなったこと、自分でできるようになったこと、役割が増えたことなどが分かるとともに、これまでの生活や成長を支えてくれた人々に感謝の気持ちをもち、これからの成長への願いをもって、意欲的に生活しようとする。
出典:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年3月告示)」
リトベビ♡ちゃんが通う小学校では、以前から生い立ちの授業はしていました。産まれた時のことをまとめたり、名前の由来を聞いたり。。。次女が授業でやった時、正直リトベビ♡ちゃんが小2になるころにはなくなっていたらいいな…と思いました。7年も学年差があり、社会が多様化を受け入れるようになったことから変化があるかもと期待していたのですが、がっつりこれまでどおりの内容でした。
あーどうしよ。なんて答えよう。。。。憂鬱だわ
と何気なくつぶやいたTweetにかつてないほどの反響がありました。
早産母には悩ましい小学2年生のアレがやってきた…💦どう答えようか…考え出すと寝れなくなった😭
生まれた時の様子なんて全身麻酔で知らないし…できるだけ具体的に…と言われましても子どもに理解は難しいだろうし😓
早産した先輩ママさん達はどう対応したのだろうか… pic.twitter.com/Yt0rsIVKhF— かか@28wソウハク超低体重→7y (@kakapremature) January 9, 2024
私の時はこうしたよ、こんな風に答えたらどうですか?とか、わが子の時にはなくなっててほしいよーとか、色々ご意見や共感をいただきました。早産したママや学校の先生だった人、生い立ちの授業参観を見た人、お医者さん、立場は様々。色々と勉強になりました。
小学2年生い立ちの授業 早産児はどうする?
とりあえず、今度こんな宿題がでるんだって、とリトベビ♡ちゃんに聞いてみました
リトベビちゃんは生まれた時の体重は3桁で、周りのお友達は4桁だと思うけどそれでいい?
えーそうなの?3桁は嫌だなー
リトベビ♡ちゃん、自分が小さく産まれたことは何となく理解していても、大体どれくらいの身長体重が普通なのか知らなかったようで驚いていました。目立ちたくないタイプだし質問攻めが嫌いなので、お友達に何か聞かれたときに対処できないだろうな、と思いました。
色々考えた結果、学校に電話して担任の先生に相談しました。
このインタビューをした後、どのように授業で使うんですか?
発表したり人目に触れたり参観日でしたりしますか??
先生は最初、「インタビューして何か不都合なことでもありますか??」と驚いていましたが、事情を話すと理解してくれたようです。ただ、学年便りにこの内容を聞くと書いてしまっているので止めるのは難しいから配慮します、とのことでした。
「本人の不安につながらないよう努めます」と言ってくださいました。なるべく無難にまとめるようにすることとなりました。
とはいえ、やはり宿題としてインタビューに答えるのは辛いものがありました。家で話すのと学校の授業の題材として話すのは別物で…何て答えるか迷いました。
「小さくうまれたけど今大きくなっててすごいでしょ!」と言えるくらいの子ならいいんです。そのまま伝えて「大きくなったことを自慢するくらいで行ってこーい!」と送り出せます。
子どもの性格にもよるのかな…と思いました。こればかりは個別対応するしかないですよね。
小学2年 生い立ちの授業 冊子にまとめて終了
授業で自分の生い立ちを冊子にまとめて持ち帰りました。授業では名前の由来を発表できる人~?くらいで、手を挙げた子が何人か発表して終わったそうです。(リトベビ♡ちゃんは手を上げないタイプなので発表しなかったそう)
赤ちゃんの頃の写真は1枚、宿題でインタビューしたものを冊子に貼り付け。割と味気ない感じでした。産まれた時の様子を詳細に聞くのならば、今現在の身長体重と比較しているのかな?と思いましたが、それはありませんでした。
冊子にまとめて終わりではありましたが、本人が生まれた時のことに興味を持ち始め、質問されることが増えました。私は隠すつもりはなく、ありのままを伝えています。
お腹の中にいたらかかもリトベビ♡ちゃんも危なかったから、急げ急げ~って出したんだよ
どれくらいの大きさで、何日保育器にいて、どれくらいで病院からお家に帰ったんだよ~すごい楽しみにしていたんだよ!
小学2年生生活科生い立ちの授業 早産児のまとめ
小学2年生の生活科でする生い立ちの授業は何かしらのカタチでありますが、学校や先生によって内容の差があるようです。今回のように無事に生まれていることが前提で、事細かに聞かれる場合、早産児の対応は悩ましいものとなります。
子どもの性格やご家族の考え方で対応するしかないようです。これを機に早産の話をするのもアリですし、もう少し大きくなってからするのもアリです。
可能であれば、お子さんが通っている学校がどのような授業をしているのか、先輩ママさんにリサーチできているといいですね。学校に相談するなら、小学2年生の夏休み頃の教育相談の場で聞いてみるといいかもしれません。
どうか早産や低体重で生まれた子どもたちが、嫌な思いをせずに生い立ちを知り、愛されていると実感できますように!そういう授業となることを切に願います。
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