未熟児ちゃんのでべそ、ヘルニア手術とその後の経過

未熟児センター 入院中の悩み

早産で未熟児、超低出生体重児でうまれたリトベビ♡ちゃん、でべそでした。生後2ヶ月頃から目立って分かるようになり、これがいわゆるでべそなんだ~と思いましたが、このままで将来大丈夫なのかな?プールの時にいじめられないかな?と心配しました。

だけど、でべそよりもっと深刻な鼠径ヘルニアになっていて、生後3ヶ月で手術をしました。その時にでべそも一緒に手術してもらい、今はでべそではないけど見た目はイマイチ?くらいになっています。手術前にその後の経過や見た目がどうなるのか気になっていたので、同じように心配する方の参考になればと記事にしました。

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未熟児はでべそになりやすい?

リトベビ♡ちゃんのでべそが気になりだしたのは、コットに出てからまもなくのこと。ある時からボーンとおへそが飛び出ていました。小さ目のスーパーボールくらい?お臍が飛び出ていて、オムツを交換するにも気になって。まさにこんな感じです↓

分かりやすいでべそだ…将来どうしよー

看護師さんも気になっていたようで、主治医の先生に確認してみてくれました。

数日後、GCUに行くとお臍に何かついてるぞ?
綿球をお臍の部分に押し当てシートを貼る圧迫療法が始まっていました。

主治医の先生曰く

「でべそは自然に治る事もあるけど、小さく産まれているから治らないこともある。あまり心配しなくて大丈夫ですよ~未熟児ちゃんにはよくあることなので、圧迫を続けながら経過を診ます。」

とのこと。早産の超低出生体重児にはよくあること、ってセリフ何回聞いたかな…

程度に差はあるが、新生児の5~10%にみられるといわれ、未熟児、とくに極小未熟児では高率にみられ80%に達する。

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)

大丈夫と言われてもやはり心配は心配で調べちゃいますよね。やはり早く小さく産まれると、「でべそ」(臍ヘルニア)になりやすいようです。見た目だけの問題ならなったものは仕方ない…と気持ちを切り替えました。

未熟児ちゃんのでべそと鼠径ヘルニア

2,000gを超え出産予定日だった40週にも近づき、そろそろ退院も近いかな~なんて思っていた頃、看護師さんに退院の目安を知りたいと聞いたところ、

「もう少し授乳がうまくいくようになって、体重は2,300gを超えてからですね~手術もあるのでもう少し先かな…?」

と言われ、「へ?手術??」ってなりました。まだ何も聞いてなかったのでえー!でしたよ。本当は数日後に主治医から説明があるはずだったのですが、看護師さんが口を滑らしてしまったようです。

「鼠径ヘルニアですか?いつ手術するんですか??」

と聞く私に、しまった!という顔の看護師さん。「近いうちに主治医の先生から話があると思うので…」と濁され、話があるのを待つことにしました。

28週で出産した友達がいて、極低出生体重児だったけど鼠径ヘルニアの手術をしていました。だから、何となくそうなるかな?という予感はしてたんです。やっぱりそうか…、ショックはショックなので友だちに泣きつきました。経験者に話を聞くと少し気持ちがラクになります。

「大丈夫!傷跡も分からないくらい上手にやってくれるから!」

その言葉を信じ、お医者さんに任せるしかありません。鼠径ヘルニアは見た目では分かりませんでした。言われてみると、何となく左側鼠蹊部がぽっこりしてるのかな?と思ったくらいです。

後日主治医の先生から、左側鼠径部がヘルニアになっていること、女の子だから卵巣が出ている可能性があること、手術をして帰った方が安心だということを聞きました。

また数日後に麻酔科と小児外科の先生から、手術について詳しい話があり、色んな書類にサインしました。比較的よくある事と分かってはいても、小さな赤ちゃんの手術です。同意書のサインは心臓に悪い。。。申し訳なくて泣きながら帰りました。

未熟児ちゃんのヘルニア手術をするまで

娘の場合、早く産まれてきたことで腹膜が閉じきっておらず、その付近にある子宮が本来ある場所から飛び出してきている状態でした。卵巣の鼠径ヘルニアです。

小児外科の先生から説明されたことをざっくりとまとめると…

・早産や超低出生体重児の場合、発症率が高く自然に治る見込みは薄い
・飛び出した組織の血流が悪くなって引き起こすヘルニア嵌頓(かんとん)が、退院後に起こる方が危険
・NICU卒業生は嵌頓になる確率が3倍高い
・今は積極的に治療してから退院する方が一般的。この病院では手術後に退院する方針
・臍ヘルニアも治療できる。手術しないよりした方がきれいになると言われている

お医者さんの説明は分かるような分からないような…?どういう状況でも手術してもらうしかないのですが、私的にひとつ気になる事が…

「女の子なので将来的に妊娠できなくなるとか…そういうことに繋がりますか?」

「手術中に何かしら臓器に傷がついて、身体の機能が働かなくなる可能性はゼロではない。そればっかりは大人になってみないと分かりません。細心の注意を払って臨みますので…。」

ですよね、そりゃそうだよね。。。大人になってみないと分からない、何て先の長い話…

だけど、今手術する方がよりよい可能性を残せると思いました。娘に何かあったらごめんね、としか言えません。ただ、でべそも一緒に手術してもらえるとのことだったので、何回も痛い思いをしなくて済むと捉えることにしました。

鼠径ヘルニアと臍ヘルニアの手術

手術は朝一から行うため、8時過ぎには病院に着いて一緒に手術室前まで行かなければいけません。パパは仕事で不在のため、実母が付き添ってくれました。

未熟児センターから中央手術室まで、病院内を移動します。こんな小さいのに全身麻酔で手術なんて…本当に申し訳なくて泣きたい気分でしたが、ぐっとこらえました。

8:40手術室に入っていきました。後はひたすらお医者さんの腕を信じて待合室で待ちます。

待っている間、帝王切開で赤ちゃんが産まれていて、手術室前で赤ちゃんを囲んでワイワイ嬉しそうな家族がいらっしゃいました。おめでたい、けど、まだまだ複雑な心境になってしまいます。

11時頃、手術室から出てきました。術前の説明では、呼吸器をつけたまま出てくる可能性が高いけど直に外せると思うと聞いていましたが、呼吸器もつけずに出てきました。顔を見るとほっとして、「よく頑張ったね」としか声もかけれず、未熟児センターへ戻りました。

GCUで血圧を測ろうとすると嫌がり、麻酔も覚めてきている様子。お昼になったのでいったん外に出て、面会時間になってから再びGCUに行きました。

14時頃に戻ってみると、ぐっすり寝ている娘。顔色も良くなってきて、体温も平熱、おしっこも出ていて問題なさそう。

15時頃、小児外科の先生から簡単に説明がありました。生々しい写真つきで説明してくれました(汗)苦手な方はスルーしてくださいね↓

・鼠径ヘルニアは左側だけではなく、右側もなっていたため処置した
・ヘルニアの部分で突出していたのは卵巣だった
・左右の鼠径ヘルニアと臍ヘルニアも手術したので、手術時間はちょっと長くなった

手術(腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術というらしい)は滞りなく終わり、傷の消毒や経過に問題なければ退院できるとのこと。術後の呼吸状態がよかったので、呼吸器離脱が早くできたようです。

夜中は痛みどめの座薬が入っていたようですが、翌日の面会時間にはいつも通りの様子。ミルクも上手に飲めていました。
ただ、傷跡はガーゼやシートやらで、ちょっと痛々しくて直視できなかったです。

でべそと鼠径ヘルニア手術後~現在の様子

鼠径ヘルニアと臍ヘルニアの手術から6日後に退院。退院日には手術跡のテープなど何もなくなっていて、お臍の圧迫もしなくていいし、消毒も特にしなくていいとのこと。傷跡の写真は撮っていませんが、驚くくらい小さかった。左右のお腹に5ミリくらいの線―がある感じ。小さな赤ちゃん相手にすごい技術!ゴットハンドやわ~。

退院1ヶ月後のフォローアップ健診で、小児外科の先生が再度診察。でべそとまではいかないが、皮膚の一部がぷくっとしてきだしたのが気になって相談。

手術しているからでべそになることはないけど、気になるならまた圧迫してみようか

ということで再度圧迫することになりました。

まれに縫合糸の反応が強い子がいて、腫れることがあるけどそのうち治るはずとのこと。新生児科の先生に「また圧迫になっちゃいましたか~」と言われましたが、しないよりはした方がおさまりがよくなるでしょう、とのことだったので、しばらく家でも圧迫を継続しました。

100均に綿球探しにいって、防水のテープもあったので、それでしばらく対策。

退院3ヶ月後のフォローアップ健診で小児外科の経過観察は終了。皮膚のふくらみはややなくなりましたが、これ以上しても外見が変わることはないとのことで、圧迫もしなくなりました。よって、その時のおへその状態のまま現在まで大きくなっています。

臍ヘルニアにならなければ、もっと自然なお臍だったかもしれないけど、何もしないよりはきれいなおへそになったはずなので良かったです。あまり人前で臍ださなければいいことだしね!と思うことにしています。

でべそ専用キットもあるそうです。ニチバンから出ているのでかぶれにくいかもしれないですね。使ったことないので分からないですが、気になるならこういうものを使って対策するといいのではないでしょうか?

赤ちゃんのでべそと鼠径ヘルニアの手術跡

未熟児だからよくある事とはいえ、あんな小さな体にメスをいれるなんて…親なら誰でもショックですよね。予後を考えれば手術しておいて良かったのですが、早く産まれなければこんなことにならなかった、ごめんね~と自分を責めてしまいます。

ですが、腹腔鏡の手術跡は今ではまったく分からなくなりました。まだまだ幼児体型で、これからスリムになっていくとどうなるのか?は分かりませんが、3歳現在で全く傷跡がないと言っていい状態です。目立つようになるとは思えません。腕のいい先生で良かった~。

病院によって未熟児センター入院中に済ませる方針のところと、少し大きくなってから経過をみて手術するところがあるようです。2泊3日程度の入院手術になるので、また入院するより楽でした。ただただ、小さな身体で手術させるなんて申し訳ないなぁと思っていました。

これから先、どんなことがあるかは分かりませんが、こういうヤマを乗り越えたんだということをいつか娘にも伝えたいです。

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